枠作りは体力勝負

ひご作りの第一弾がやっと終わりました。第二段がに入る前に枠作りを始めました。

カゴの縁に使う丸い枠ですが、これも一からの手作りです。

12月に雪山から採ってきたウワミズサクラを細工します。

地面からブッシュ状に生えています。こらがウワミズサクラです。

左が細工前です。この木は真っ直ぐでしなやかに曲がるので枠に適しています。しかも硬く耐久性も抜群です。しかし、カンナをかけ太さを整えるのになかなか体力がいります。

丸くするために、私はストーブに鍋を掛け湯を沸かしその熱湯につけ、熱を加えながら真っ直ぐな棒を少しずつ指で丸くしていきます。丸くなったら、一晩バケツの中で形をキープさせ、翌日小さな釘を打ち合わせ目を止めます。更に、バケツ等の丸い物にはめて真円を目指しますが、なかなかこれが難しいのです。

枠作りは、奥が深く皆さん、いろいろ工夫しているようです。その中でも名人ちは、どこで繋いだかわからないような精密で真円の美しい枠を作ります。こうなるにはかなりの修行が必要なようです。枠作りは、編みよりもひょっとすると難しいかもしれません。

なるべく真円になるよう枠にはめて乾かします。

マタタビ細工と田舎暮らし

 福島県の奥会津は、冬は深い雪に閉ざされる地域です。ここでは昔から山で採取したマタタビの枝でザルなどを作る伝統工芸が今も受け継がれています。私もそのひとりとして、マタタビでザルを編んでいます。  このサイトでは、マタタビ細工を作る過程とともに、その優れた素晴らしさを紹介したいと思います。また、折々の田舎暮らしを記事としてHomeに書いていきます。読んで頂けたら幸いです。

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